元取り計算
ミールキットは元が取れる?自炊との差額と浮く時間を時給で計算
「ミールキットは便利そうだけど、自炊より高い。それでも使う価値はあるのだろうか?」
ミールキットは、下ごしらえ済みの食材とレシピがセットになった商品です。自炊より割高になりやすい一方で、調理や献立を考える時間が短くなる可能性があります。
この記事では、「自炊との差額(お金)」と「浮く時間(時間)」を分けて、どんな条件なら元が取れるかを計算例で確認します。
先にお断り:この記事の金額・回数・時間は、計算しやすくするための仮定(例)です。 実際の価格や調理時間は、サービス・メニュー・人数・地域によって大きく異なります。最新の情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
前提とする仮定
| 項目 | 仮定した値(例) |
|---|---|
| 世帯の人数 | 2人 |
| ミールキットの価格(2人前・1回) | 2,000円(税込) |
| 利用回数 | 週3回(月あたり約13回) |
| 同じ料理を自炊した場合の食材費(2人分・1回) | 1,000円 |
| 送料 | 週1回の配送で300円(月あたり約1,300円) |
| 調理時間 | 自炊60分 → ミールキット20分(40分短縮) |
| 献立を考える・食材を買い足す手間 | 1回10分短縮 |
| 時間の価値(時給換算) | 1,500円 |
参考:公開情報で確認できた数字
仮定を置く際の目安として、Oisixの公式サイトを参照しました(2026年9月29日確認)。
- 価格:Kit Oisixは「2人前は994円(税込)から、3人前は1,566円(税込)から」と案内されています。料金ページに掲載されている2人前のKitは、多くが税込1,200円〜2,200円程度です(2026年4月1日時点の情報と記載)。
- 調理時間:「最短10分で主菜と副菜が作れる」とされ、商品ごとに「10分完成」「20分完成」などの表示があります。
- 送料:定期宅配を利用する場合、本州では注文金額(税抜)4,500円〜6,499円で300円、6,500円以上で0円です(地域・金額で異なります)。入会金・年会費はかからないと案内されています。
出典:
- Oisix「商品の料金・送料・各種手数料」 https://www.oisix.com/shop.kounyuu--oic_intro_shinki_ryoukin__html.htm
- Oisix「Kit Oisix」一覧 https://www.oisix.com/shop.g6--kit--course__html.htm
この記事では、2人前2,000円・調理20分を「よくある例」として置いています。自炊の食材費(1,000円)と自炊の調理時間(60分)は、公開情報ではなく仮定です。
お金:自炊よりいくら高くなる?
1回あたりの差額は、
2,000円 − 1,000円 = 1,000円
月約13回使うと、
1,000円 × 13回 = 13,000円
送料(月約1,300円)を足すと、月約14,300円が自炊より多くかかる計算です。
お金だけで見ると、ミールキットは「元が取れる」ものではなく、時間を買うための追加費用と考えるのが自然です。
時間:浮いた時間を時給換算すると?
1回あたりの短縮時間は、調理40分+献立・買い足し10分で50分です。
50分 × 月13回 = 650分(約10.8時間)
時給1,500円で換算すると、
10.8時間 × 1,500円 ≒ 月約16,300円分
差額と時間の価値を比べると?
| 月あたり | |
|---|---|
| 自炊より多くかかるお金 | 約14,300円 |
| 浮いた時間の価値(時給1,500円) | 約16,300円 |
この仮定では、浮いた時間の価値が、差額を少し上回る結果になりました。
ただし、時給の置き方で結果は逆転します。
差額(月約14,300円)と比べると、次のようになります。
| 時給 | 時間の価値(月) | 結果 |
|---|---|---|
| 1,000円 | 約10,800円 | 差額が上回る |
| 1,500円 | 約16,300円 | 時間が少し上回る |
| 2,000円 | 約21,700円 | 時間が上回る |
この仮定での分かれ目は、時給約1,320円です(14,300円 ÷ 約10.8時間)。
なお、時間の換算は「浮いた時間を休息や家族との時間、仕事などに使える」ことが前提です。時給換算した金額は、実際に手元に入るお金ではありません。
結果が変わるポイント
何と比べるか
この記事は「自炊」と比べています。惣菜や外食、デリバリーの代わりにミールキットを使う場合は、差額が小さくなる(場合によっては安くなる)ため、元が取れやすくなります。
自炊にかかる時間
料理に慣れていて、主菜と副菜を30分で作れる人は、短縮できる時間が少なくなります。反対に、献立を考えるのが負担な人や、平日の調理に1時間以上かかる人は、効果が大きくなります。
送料
注文金額によって送料が変わります。まとめて注文して送料無料の金額を超えれば、差額は小さくなります。
ミールキットのメリット
献立を考えなくてよい
「今日何を作ろう」と考える時間と手間がなくなります。
下ごしらえの手間が少ない
カット済みの野菜や合わせ調味料が入っているものが多く、調理が短く済みます。
必要な分だけ届く
使い切れる量の食材が届くので、買いすぎを防ぎやすくなります。
注意したいデメリット
自炊より割高になりやすい
上の計算のとおり、同じ料理を自炊するより高くなるのが一般的です。
受け取りの手間
宅配の場合、受け取りの時間を合わせる必要があります。
冷蔵庫のスペース
一度にまとめて届くと、冷蔵庫の場所を取ります。
ミールキットが向いている人
- 共働きなどで、平日の夕食づくりに時間をかけられない人
- 献立を考えるのが負担に感じる人
- 今は惣菜・外食・デリバリーに頼ることが多い人
- 自分の時間を、時給換算で高めに見積もる人
一方、料理が好きで短時間で作れる人や、食費をできるだけ抑えたい人は、差額のほうが大きくなりやすいです。
結論
ミールキットが元が取れるかどうかは、自炊との差額と、浮く時間を自分がいくらと考えるかでほぼ決まります。この記事の仮定(2人前2,000円・週3回・時給1,500円)では、浮いた時間の価値(月約16,300円)が差額(月約14,300円)を少し上回りましたが、時給が約1,320円を下回ると逆転します。あくまで仮定に基づく計算例です。
自動調理鍋で料理の手間を減らす方法と比べたい場合は、自動調理鍋の記事もあわせてご覧ください。
元取り計算では、サブスクの月額料金でも計算できます。月の差額(この記事の例では14,300円)と、1日あたりに均した短縮時間(650分 ÷ 30日 ≒ 22分)を入れると、回収期間が12ヶ月以内なら「払ったお金より浮いた時間の価値のほうが大きい」目安になります。
※本記事は特定のサービス・商品を推奨するものではありません。記載の公開情報は確認日時点のもので、価格・送料・条件は変わることがあります。仮定の金額は例であり、正確性・将来の価格を保証しません。